うちの子、まだ小学校1年生なのに全然勉強ができないんです。
「小1なのにすでに勉強ができない」
「家で勉強をさせようにも全く取り組まない」
「どうやって勉強をさせれば良いかがわからない」
とお困りの方へ。
小学校1年生におすすめの家庭学習法をご紹介します。
子どもをやる気にさせるポイントや学習方法もご紹介します。
小1で勉強ができないは間違い

小学生になると集団登校が始まり、宿題のチェックや持ち物管理など、ますます時間に追われることになります。
今まで幼稚園や保育園で過ごしてきた子どもにとっても、環境の変化についていくのがやっと、という子も多いでしょう。
そんな中で、突然45分間もの授業が始まるのですから、子ども達のストレスも大きくのしかかります。
まずは、そんな子ども達のストレスを緩和しつつ、勉強ができる子にするための親の働きかけについて説明します。
小一で勉強ができないと決めつけてはいけない
小学校1年生の勉強で大切なことは、
- 文字に興味をもつこと
- 考えることの大切さを知る事
- 勉強を嫌いにならないこと
だと思います。
特に2つめの『考えること』に対する姿勢は、後の学習に大きく影響してきます。
そのため、「考える時間が長い」ことを「勉強ができない子」と捉えてはいけません。
勉強に時間がかかる理由が、じっくり考えているからであれば、むしろ大いに褒めてあげるべきなのです。
「勉強ができない」のと「勉強をしない」のとは大きく異なります。
勉強ができない子にはまず勉強の楽しさを教える

繰り返しますが、小一から勉強ができない子はいません。
多くは、勉強ができないのではなく、『勉強をしない』のです。
では、なぜ勉強をしないのか。
それは、『勉強の楽しさを知らない』からです。
子どもを勉強好きにさせるには、3つのポイントがあります。
どんな些細なことでも本気で褒める
とにかく、どんな些細なことでも『本気で』『具体的に』褒めてください。
ただ「エライね~」と言うだけではいけません。
子どもは親の感情に敏感ですからね。
「自分から勉強始めてすごいね!」
「ママにはそんな発想なかったよ!」
「もぅこんな問題が解けるようになったの?」
「パパの子どもの頃はそんな勉強できなかったな~」
といった具合に、具体的な感想を交えて褒めてあげてください。
すると、
「もっともっと褒めてもらいたいな」
「次はどうやって褒めてもらおう」
「勉強をするとたくさん褒めてもらえる」
といった感情が子どもに芽生えます。
これが、子どもの学習の一番の動機づけになるのです。
子どもを勉強好きにさせるには、親との関わりが大きく影響します。
わかる楽しさを経験させる
小学校低学年くらいまでは、親からの動機づけだけでも勉強するようになります。
ただ、大きくなるにつれて、その影響は薄れていきます。
ではどうすれば良いか。
勉強の楽しさを何度も経験させれば良いのです。
勉強の楽しさを知るには、心の動きが重要です。
「知らなかったことを知れた」
「わからない問題がわかった」
「新しい発見があった」
そんな経験を積めば、おのずと『勉強って楽しい』に繋がります。
そのためにも、まずは簡単な問題から始めてあげてください。
最初は、親が「お勉強って楽しいね」と言葉にしてあげると効果的ですよ。
勉強の目的を教える
勉強をする目的は、小学校1年生のうちからしっかり教えてあげましょう。
そうしないと、学年があがって勉強が難しくなってきた時に、「勉強やーめた」となってしまいます。
ただ、この回答は難しいですよね。
私は、子どもになぜ勉強するのかを問われた時、こう話しました。
ふーちゃんは、将来なりたいものってある?
んー…ケーキ屋さんとね、保育園の先生かな。
ケーキ屋さんだったら、おつりを渡すのに計算ができなきゃね。
保育園の先生だと、子ども達に教えるのに、音楽やクッキング、制作ができなきゃだよね。
でも、漢字とかは使わないよ?
そうね、でも、ゆっちゃんの夢も変わるかもしれないでしょ?
その時、ちゃんとお勉強してなかったらなれないかもしれないよ?
そっか…
それにね、ママやパパも、できることを増やすために、大人になってもたくさんお勉強してるのよ?
これが正解というわけではありませんが、パパやママの考える「勉強の必要性」をしっかり話してあげることが大切です。
また、できれば親が読書や勉強をしている姿を見せてあげると、子どもも自然と勉強することが当然のこととして捉えるようになります。
小一のうちに家庭学習の習慣化を目指す

小学校1年生のうちは、学力は全く気にしなくても良いと思います。
大切なのは、『生活リズムを整える事』と『家庭学習の習慣化』です。
そのために必要なことをお話します。
小一の家庭学習時間の目安
小学校にあがった時、学校のプリントに家庭学習の時間的目安が書かれていました。
学年×10分+10分
<例>
1年生:1×10分+10分=20分
小学校2年生だと30分、6年生だと70分、ということですね。
私は納得のいく数字だと思い、この時間を目安に学習を促すことにしました。
勉強を習慣化するポイント
とはいえ、幼児期に学習の習慣がない子どもが、小学生になったからといって突然、勉強を始めるのは難しいですよね。
ただ、一度ライフサイクルに組み入れてしまえば、案外習慣化できるものです。
我が家は共働き家庭で、平日に20分(小1)の勉強時間をとるのが難しいので、朝10分+夜10分としています。
朝は、
6:00 起床
6:10 着替え
6:20 朝食
6:40 歯磨き
6:50 勉強開始
7:00 YouTube
7:20 登校
といった感じです。勉強が終われば大好きなYouTubeが見れる、というのも動機づけの要因になっています。
夕方も同様に、帰宅後、夕食準備中に最低10分勉強をする、終わればYouTubeを見てもOK、としています。
勉強後のご褒美があると、子どもも続けやすいですよ。
小1におすすめの家庭学習用教材

では、具体的にどんな教材を使って勉強を促すと良いのかを紹介していきます。
娘の学校では宿題が少なく、学童で全て終わらせてしまうので、家庭学習用にさまざまな教材を取り入れています。
小1のうちは勉強の楽しさを知ることを目的に

最初は、勉強の楽しさを知るためにも、簡単な教材を選びましょう。
我が家が一番最初に買ったのは、子どもに大人気の『うんこドリル』シリーズ。
ひらがなから漢字や計算問題まで、いろんなドリルがあります。
例題や絵が面白く、娘はあっという間に終わらせてしまいました。
我が家は娘で、キラキラしたものが大好きなので、可愛いシール付きのドリルも使いました。
短時間で取り組める教材を選ぶ

勉強に慣れてきたら、少しだけレベルUPを検討しましょう。
ただし、短時間で取り組めるものがおすすめです。
我が家では、1回の勉強が10分程度を目標にしているので、1回5分でできる朝学習ようのドリルを購入しました。
早ね早おきドリルは、1枚5分未満で終われるので、国語と算数を各1枚ずつ取り組ませていました。
国語の文章問題は短いなりに秀逸で、ずいぶん力がついたと感じています。
また、我が家ではドリルだけでなく、タブレット学習も取り入れています。
すぐに学習を開始でき、今日の勉強内容を自動で生成してくれるスマイルゼミは、帰宅後の学習に最適です。

学習習慣がついてきたら学習レベルを上げていく

3学期くらいになると、勉強自体にも慣れ、学力も上がってきていると思います。
冬休みや春休み期間を使って、もう少しレベルの高いドリルにも挑戦させてみました。
もし、
『中学受験も視野に入れた学習をさせたい』
『目先の勉強よりも考える力を伸ばしたい』
という方は、Z会を検討してみてください。
学校教育にはない思考力が身に付きますよ。

小1で勉強ができないのはやり方を知らないだけ

小学校1年生で、「子どもが勉強ができなくて困っている」というパパさんママさん、ちょっと待ってください。
お子さまは、本当に勉強ができないのですか?
勉強をやらないだけではありませんか?
勉強の楽しさを知らないだけではありませんか?
勉強の必要性を教えてあげましたか?
幼稚園や保育園では、ずっと運動や制作、お遊戯ばかりしていた子どもが、ランドセルを背負ったからといって急に勉強ができるようになるはずがありません。
パパやママにできることはたくさんあるはずです。
お子さまを「勉強ができない子」と決めつけないであげてください。
小学校低学年のうちに、勉強の楽しさを知った子は、必ず後に成績が伸びていきます。
焦らず、きちんとお子さまと向き合って、勉強の楽しさを教えてあげてください。
特に長期休暇中は、学習への自主性を育むチャンスです。
我が家はスマイルゼミで、学習習慣がつきました。
