スマイルゼミって、1学年上のコースを申し込みできるのかしら?
制度上可能ですが、おすすめはしません。
「スマイルゼミの幼児コースは簡単そうだから、先取り学習をさせたい」
「スマイルゼミは1学年上のコースを申し込めるの?」
といった悩みを解消します。ここでは、
- スマイルゼミは1学年上のコースを申し込み可能
- 先取り学習には弊害がある
- スマイルゼミの学習内容とレベル感
- スマイルゼミ幼児コースの先取り学習はおすすめしない
を中心に、 娘の体験談から先取り学習を勧めない理由をお伝えします。
\スマイルゼミ年中コースのレビューはこちら/
スマイルゼミ幼児コースの先取りは勧めない
実は我が家も、一度は先取り学習を考えました。
しかし、スマイルゼミ体験会に参加して、スタッフの方のお話を聞いて、学年通りのコースを申し込むことに決めました。
その結論に至った理由をお伝えします。
先取り学習は可能
スマイルゼミはシステム上、1つでも2つでも上の学年のコースを申し込むことは可能です。
入会時に生年月日を入れるので、学年があっていないという表示がでますが、そのまま突っ切って申し込むことができます。
スマイルゼミ体験会に参加した際に、スタッフの方に直接確認もしましたが、『上の学年での申し込みは可能』とおっしゃっていました。
ただ、スタッフの方も「おすすめはしない」とハッキリ答えられました。
先取り学習の最大の弊害
繰り返しますが、スマイルゼミはシステム上、先取り学習が可能です。
しかし、一度上の学年で始めると、そのままずっと上の学年の学習を進めることになります。
つまり、1つ上の学年で申し込むと、小学生になっても1学年上のコースになってしまうのです。
そのため、スマイルゼミの最大の魅力である『学校準拠』の学習メリットを放棄してしまうことになるのです。
我が家はこの説明を受けて、先取り申込みをやめることにしました。
小学校に上がった時、学校の勉強の理解を目的にスマイルゼミを選んだからです。
スマイルゼミ幼児コースの内容
娘は5歳(年中)からスマイルゼミを始めました。
スマイルゼミ体験会に参加した時、正直、「簡単すぎるのでは?」と感じました。
当時の娘の学習レベルはこんな感じです。
- しっかりと濃い線が書ける
- ひらがなが全て読める
- ひらがながなんとか全て書ける
- カタカナの読み書きはできない
- 1~10の数字が書ける
- +1~+5くらいまでの一桁の計算ができる
タブレット学習では『筆圧』は鍛えられないので、しっかり濃く線がかけるようになってから始める事が大切です。
簡単かどうかは大人が判断しないこと
幼児教育を大人が簡単だと感じるのは当たり前です。
娘は4歳の頃、300まで数字を数えられましたが、『1+1』ができても、『99+1』ができませんでした。
大人からすると、「え、なんで?」と思うようなことでも、子どもには難しいことがたくさんあります。
大人の判断だけで先取り学習を決めるのは危険です。
小さいうちにつまずきポイントを見つけることも大切です。
スマイルゼミ幼児コース(年中クラス)の問題
これはスマイルゼミ幼児コースの年中クラスの問題です。
これだけを見ると、簡単だと感じるかもしれません。
しかし当時5歳の娘は、はみださないように線を書くことにも時間を要していました。
上の折り紙の問題は、アニメーション機能つきで、映像学習ができるようになっています。
イメージ力を鍛えるのにとても良い問題だと感じました。
年中コースの英語の問題は、簡単な単語を聞いて、リズムにあわせて言ってみる、という問題です。
英語のスペルを書く問題はありませんが、英語に慣れ親しむことができています。
デジタル教材のメリットが最大限に活かされた楽しい教材になっています。
スマイルゼミ幼児コース(年長クラス)の問題
こちらはスマイルゼミ幼児コースの年長クラスの問題です。
『あれ?』と思われましたか?
年中コースと、さほどレベル差がないように感じますよね。
そうなんです、大人が見ると、幼児教育はどうしても簡単に見えてしまうのです。
ただ、右側の波線などは、幼児にはかなり上級の問題になっています。
なかま分け問題は意外と子どもは頭を悩まします。
「これとこれは長いよ?」
「これは食べれるやつだよ?」
と、面白い着眼点をもっています。
答えとしては違っていても、そうした発想が出た時はオーバーめに褒めてあげるようにしています。
英語の問題は、年中クラスと出題形式は変わりません。
ですが、年長コースでは、単語の長さが長いものや2語Wordも出てきました。
年中コースから馴染みある形式で、知らず知らずのうちにレベルアップしています。
スマイルゼミ幼児コースの先取りをする前に確認する事
私が感じたように、スマイルゼミ幼児コースの問題を一部見ただけでは、
- うちの子には簡単すぎるのでは?
- せっかくならもう少し上のレベルの問題にあたらせたい
と感じる方もいるかと思います。
そんな方のために、先取り学習を始める前に、確認してほしい事を挙げていきます。
スマイルゼミ体験会に参加して子どもの反応を見る
スマイルゼミ幼児コースを検討されている方は、必ず『スマイルゼミ体験会』に参加してください。
我が家は、体験会に参加した際に、年齢通りの「年中コース」と「年長コース」のどちらも体験させてもらいました。
正直、どちらも試した感想としては、そこまでレベルに差がないのかな、と感じました。
強いてあげるなら、
ひらがな問題は、年中コースでは全て薄字をなぞる形だが、年長コースでは白紙に自分で字を書く問題がある
と言ったように、問題の形式に少し差がある感じでした。
体験会で全ての問題を見る事はできないので、体験会では以下のポイントを中心に、子どもの反応をチェックしてください。
- 子ども自信がタブレット操作はできるか
- タブレット学習への子どもの興味関心度
- 問題に取り組む際の子どもの集中度合い
我が家は40分程体験をさせていただきましたが、娘は『こっちの問題もやってみたい!』と意欲的でした。
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全額返金保証期間中に子どもが毎日学習できるかチェック
当然ですが、スマイルゼミ体験会に参加するだけでは、全ての問題を見ることはできません。
どれだけ親が勉強してほしいと思っても、実際にやるのは子どもです。
新しいおもちゃと同様、最初はタブレットへ興味を持ちますが、スグに飽きてしまう可能性もあります。
スマイルゼミでは、約2週間の『全額返金保証』期間があり、その間に解約すれば料金は一切かかりません。
無料体験期間中は毎日スマイルゼミに取り組み、このまま継続できるかどうかを判断しましょう。
約2週間の間に、問題のレベル感もしっかり確認しましょう。
問題を解くスピードにも着目する
「問題が解ける」だけでは「問題が簡単すぎる」とは言えません。
スマイルゼミの幼児コースは、並行受講しているZ会やこどもチャレンジと比べても、問題のレベルが低いとは感じません。
大人が一方的に「簡単すぎる」と判断する前に、以下の点を確認してみてください。
- 問題を解くのに時間がかかりすぎていないか
- 問題の意図を理解できているか
- つまずく問題のジャンルに偏りがないか
「解けた」としても時間がかかりすぎている場合は理解しきれていない可能性もあります。
スマイルゼミよりレベルの高い教材
どうしてもスマイルゼミの問題が簡単すぎる、もっとレベルの高い教材にトライさせたい、と感じる方は、以下3つを検討してみましょう。
- Z会
- こどもちゃれんじ思考力特化コース
- まなびwith
Z会は、問題自体のレベルは一見簡単に見えますが、思考力を養うよう問題の出題形式に工夫が見られます。
こどもちゃれんじ思考力特化コースは、自分の考えを自分の言葉で表現させる問題が多く、幼児教育の中で最高難度だと感じます。
まなびwithは、年長コースからレベルが一気に上がります。こちらも先取り受講が可能な教材なので、一度見本教材を見て検討してみてください。
幼児教育で大切な事は先取りではない
あなたはどうして子どもに先取り学習をさせたいのですか?
「我が子には勉強で苦労してほしくない」
「我が子の能力を存分に伸ばしてあげたい」
それはとてつもなく大きな愛だと思います。
しかし、小学校2年生で習うかけ算を、幼児期に教える事が、飛躍的な成長に繋がるわけではありません。
幼児期に大切な教育とは、『自尊心』と『自己肯定感』を育むことです。
そのために必要なことは、
- 子どもを個として認める
- 心の底から褒める
- 全身で愛を伝える
この3つです。そのためにも、幼児学習では、難しい問題にあたるよりも、
- 親子のふれあいを大切にする教材
- 周囲への興味関心を引き出す教材
- 考える習慣がつく教材
が良いと考えます。
幼児期には、知識の詰め込みではなく、知への興味関心をうまく引き出し、子どもの個を伸ばしてあげることが大切です。
今一度、先取り学習が本当に必要か、考えてみてください。
スマイルゼミ幼児コースの先取りを勧めない理由とは
個人的には、幼児コースの先取り学習は勧めません。
どうしても問題が簡単だと感じるのであれば、他の通信教育を検討してみるのも良いと思います。
ただ、Z会やこどもチャレンジも受講していましたが、幼児コースのレベルは、どれも大人からすると簡単に感じてしまいます。
どうしても学年を超えた学習をさせたいのであれば、公文やデキタスなど、無学年制で進められるものを選ぶべきです。
個人的には、幼児教育に必要なのは、
- 学びの楽しさを知る
- 学びへの興味を引き出す
- 勉強の習慣を身につける
の3点が重要だと考えているので、少し簡単だと感じるくらいの問題の方が良いと思います。
制度上スマイルゼミの先取り申込みは可能ですが、
- 一度先取りを始めたらずっと1学年上の学習になる
- 幼児のつまずきポイントは大人の想像を超える
- 難しい問題にあたって勉強が嫌いになりかねない
という点を踏まえた上で検討してください。
スマイルゼミの体験会に参加すれば、実際にタブレットを使って問題を試すことができます。
資料請求をすれば、お得なキャンペーンコードも体験会の案内ももらえるので、申込み前に必ず資料請求してくださいね。
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