公文式学習のメリットとデメリットって何かしら?
「公文式学習のメリットデメリットを知った上で検討したい」という方へ。
4歳から7歳現在までの3年間、現在もなお公文に通い続ける長女の経験から感じた、公文式学習のメリット・デメリットを3つずつご紹介していきます。
我が家の感想が、参考になれば嬉しいです。
親目線で感じる公文式学習のデメリット
ここで紹介するデメリットは、我が家特有なところもあるかもしれません。
ご参考程度にご覧ください。
理屈を覚えず丸暗記学習
公文式学習では基本的に丸暗記学習法です。
類似問題を数多くこなすことで、感覚的に覚えていくことが狙いのように感じます。
私自身はくもんに通ったことがない為、はじめは丸暗記学習にとても抵抗がありました。
学問は理屈を覚えなければ応用が利かない、と思い込んでいたからです。
算数の計算問題はもちろん、英語も文章で覚えていきます。
たし算は答えをひたすら暗記します。英語の文法は一切学びません。
こんな学習法で、どこで単語が区切れて、どの単語が「彼女」なのかがわかるのか心配でした。
ですが今では「Does she read a magazines?」といった文章や「53×6=」といった問題も、小学校1年生がスラスラ解けるようになったのです。
くもんの先生は
「計算問題は特に丸暗記をした後で理屈を知る方がケアレスミスが少なくなる」
と言います。
赤ちゃんが日本語を覚える時も、理屈ではなく感覚で覚えていくので、公文式の英語学習も同じ感じなんだと思います。
『理屈は学校で教えてくれるので、最初は暗記が良い』と言われ、最初はちょっと不安でした。
正答率よりスピードを重視してしまう
公文式学習では、問題を解くスピードも重視しているようです。
同じ問題を30分かけて解くのと5分で解けるのとでは、理解度に違いがあるのは当然ですものね。
ただ、時間を意識するあまりに『見直しの習慣がない』のは良くないのではないかと感じています。
宿題も、開始時間と終了時間をプリントに書くようになっており、娘は早く終わることが良い事だと思っています。
もちろん理解が伴わなければ早く解くことはできないのですが、間違いがないかチェックする力も大切なのでは?と思ってしまいます。
そのため、娘に見直しを促したいのですが「間違ってても先生チェックしてくれるから良いんだよ」と聞き入れてくれません。
学校のテストで悪影響とならないかが心配です。
くもんでの拘束時間が長い
4歳で始めた時、国語と算数の2教科で30分程度かかりました。
平日は朝6時には起きてもらわないと仕事に間に合わないため、幼児期は睡眠時間が減ることを懸念していました。
他の習い事と比べれば比較的短い方だと思いますが、共働きの我が家にとって、平日夜の30分はとても重く感じられたのです。
後に1教科に変更しましたが、それでも20分程度はかかりました。
7歳になった今では、英語と算数の2教科で1時間以上かかっています。
平日18:20頃~19:30頃まで公文で学習したあとの夕飯になりますが、娘も成長したので難なくこなせるようになりました。
しかし、幼児期は夕飯前に公文へ行くと、帰宅後は空腹で期限が悪く、サポートが大変でした。
同じ1年生の友人は、2教科で2時間かかっているそうです。
3年間くもんを続けて感じる公文式学習のメリット
ここからは、公文式学習のメリットをお伝えします。
先にデメリットを述べましたが、結論として、公文を続けてきて良かったと感じています。
レベル差を感じることなくステップアップできる
公文式学習では、年齢に関係なく本人のレベルに合わせて教材が配られます。
高校卒業までに算数は22段階、国語は31段階、英語は23段階のレベルがあり、それぞれ200枚ずつ教材が用意されています(一部教材数が異なります)。
同じレベル内でのステップは、本人にも気づかないくらい緩やかに向上していくので、プリントをこなしていくだけで無理なく学習レベルが向上する仕組みです。
1枚1枚のプリントを見比べてもレベル差はわかりませんが、半年前と比べると格段にレベルUPしているのがわかります。
壁にぶつかってもスグに学習内容を調整してくれる
7歳になったある日、長女は英語で大きな壁にぶち当たりました。
公文式の英語学習では、リスニング用の E-Pencil で英語を聞いたあと、自分でマネをして英語を覚えていくのですが、何度聞いてもマネができなくなってしまったのです。
娘は5歳の時にも算数の壁にぶつかり、一度学習をやめています。
負けず嫌いの長女は、できない悔しさから一人で泣いていました。
ですが、小学生になり成長したからか、「やめる」と言うことはなく黙ってくもんに行きました。
すると、私から先生に何も伝えていないにも関わらず、宿題のレベルが少し下がっていたのです。
普段娘と向き合ってくださっている先生が、娘の壁を感じ、レベルを落としてくれたようでした。
おかげで娘は「え、何これ。超簡単~♪」と嬉しそうに学習を再開しました。
本人のつまずきを素早く察知して、無理なくレベルUPが図れるよう学習内容の調整をしてもらえるのが公文式学習の最大の魅力だと思います。
自主的に学習をするようになった
娘は火・金でくもん教室に通っていますが、毎回、英語と算数でそれぞれ10枚ずつ宿題をもらってきます。
1回5枚ずつやるように、と指示を受けているようで、一気に10枚やることはありません。
時間はその時々によりますが、だいたい5枚で5~10分程度で終わります。
そのため、
火曜 くもん
水曜 朝:算数5枚、夕方:英語5枚
木曜 朝:算数5枚、夕方:英語5枚
金曜 くもん
土曜 朝:算数5枚、夕方:英語5枚
日曜 朝:算数5枚、夕方:英語5枚
月曜 予備日
といった感じで予定組み、自分から学習するようになりました。
1回の学習時間も5分程度なので、娘は朝学校へ行く前と、帰宅後の夕飯準備中にさっと終わらせています。
短時間でできるので、集中して学習に取り組めています。
宿題の量は、個々に決めることができ、友人宅では、1科目30枚もらっているそうです。
我が家も、春休みや夏休みなどの長期休暇中は、「算数だけ100枚」もらっています。
その辺りは、くもんの先生と相談しながら、楽しく学習を継続していけるよう調整することができるので安心です。
週に2回教室があることで、『いつまでに、どのペースで』進めれば良いかが子どもにもわかる為、学習の習慣化が身に付きやすいのだと感じています。
我が家では、YouTubeは学習を終えてから、と約束しているのもポイントかもしれません。
公文式学習のメリットデメリットとは
実際に長女が3年間くもんに通って感じたメリットデメリットのまとめはこちら。
メリット | デメリット |
●レベル差を感じることなくステップアップできる ●壁にぶつかっても調整してくれる ●自主的に学習するように | ●理屈を覚えず丸暗記 ●正答率よりスピード重視 ●拘束時間が長い |
くもんは教室の先生によって、多少学習方針が異なるようなので、必ず『無料体験』を受けてから始められると良いと思います。
また、娘は4歳からくもんでの学習を始めましたが、個人的には6歳(年長)からがベストだったのではないかと感じています。
その理由と娘の学習の軌跡を下記記事にまとめましたので、よろしければあわせて読んでみてくださいね。
もっと生の声を聞きたい!という方は、公文のHPで利用者の声が紹介されているので、ご参照ください。
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