公文ってベビークラスからあるけど…何歳から始めるのがベストなのかしら?
「公文式教育に興味はあるけど、何歳から始めれば良いの?」
「幼児がくもんでの学習についていけるの?」
「公文式学習の良さって何?」
という疑問にお答えします。
個人的には、6歳がベストだと思います。
4歳から8歳になった今もなお、公文式学習を続けている長女の学習の軌跡を元に、紹介していきます。
\公文とスマイルゼミの比較をしました/
公文は何歳から始める?我が家が4歳から始めた理由と注意点
長女は4歳から公文式学習をはじめ、7歳の今もなお公文を続けています。
一方で次女は4歳半で一度無料体験に通うも続かず、5歳半の時に再チャレンジするも2ヵ月でやめてしまいました。
また、長女は4歳から7歳までくもんに通っていますが、ずっと同じ教科を同じペースで続けられたわけではありません。
長女が4歳から公文を始めるに至った経緯と、我が家の経験から、くもんを始める際の注意点についてお話します。
長女が公文をはじめたきっかけ
娘が通っている公文教室は、2階建てのアパートの1階にあります。
窓にカーテンがついていないため、いつも部屋の中は丸見えです。
保育園の帰り道、いつも公文の前を通っていると、ある日娘がこう言ったのです。
(当時4歳)
ママ、あそこ(公文)にいっぱい人がいるけど、みんな何してるのかな?
あれはね、公文っていって、お勉強するところなのよ。
大きくなったらみんないっぱいお勉強するのよ。
(当時4歳)
じゃぁ私もやりたい!
…もう少し大きくなってからで良いんじゃない?
(当時4歳)
いいの!今やりたいの!いいでしょ、ママ?
正直、4歳の年少さんにはまだ早いと思っていました。
しかし、娘のやる気を削ぐのはよくないと思い、ちょうど無料体験をやっていたので参加することにしたのです。
幼児がくもんを始める際に注意すべきこと
幼児が初めて自分一人で習い事に通うということは、大人が考える以上にハードルの高いものだと思います。
4歳くらいになると、子どももしっかりしてくるので、くもんに興味のある方は何歳から始めるか迷いますよね。
娘たちの経験から、幼児がくもんを始めるにあたって注意してほしい点を7つご紹介します。
4歳くらいになると、文字に興味を持ちだすと思いますが、見知らぬ環境で静かに勉強をする経験はほとんどないですよね。
幼児が習い事を始める際には、子どもがどの程度興味を示すのかをしっかり親が見極める必要があります。
幼児教育には、保護者の努力が必要です。
幼児は参加必須!KUMONの無料体験学習
公文では、1週間に2回授業があります。曜日は教室によって異なりますが、月・木 or 火・金が多いようです。
幼児は特に1週間に2回も習い事に通うこと自体が大変なことですよね。
そのため、幼児が公文に通うことを検討している方は、必ず無料体験から始めることをオススメします。
開催時期と対象者
公文では年に3回、2月・5月・11月に無料体験学習が開かれます。
学習期間は2週間で、1週間に2回ずつ、計4回の体験ができます。
ただし、「Baby Kumon」は月に1回です。
0歳から参加が可能ですが、保護者同伴が基本です。絵本の読み聞かせや手遊びなどを親子で楽しみます。
幼児クラスは3歳~で、子どものみで参加します。
長女は4歳半になった11月から始めました。
無料体験は複数回参加できる
無料体験は1回しかできないと思っていませんか?
そんなことはありません。
実際に次女は4歳(年少)の11月と5歳(年中)の11月の2回無料体験学習に参加しています。
長女が通っていることもあり、先生の方からお誘いくださいました。
どちらも2週間の無料体験学習は楽しく通っていましたが、継続するかを本人に聞くと、
4歳(年少)時は
(当時4歳)
んー、やっぱりお家でお菓子食べていたいからやめるー
とあっさりやめてしまいました。
5歳(年中)の頃は
(当時5歳)
うん、くもんやるよ?(当然でしょ?)
と言うので正式に申し込みをしたのですが、1か月後に
やっぱり年長さんになってからやるから今はいいや☆
とのことで約2ヵ月間で終了しました(先生本当にごめんなさい)。
長女との違いに戸惑いましたが…幼少期は「勉強が楽しい」と思えることが大切だと思っているので、無理強いはせずスッパリ退会しました。
「もう少し根性みせてよ…」というのが本音でしたが、今勉強嫌いになってはいけないと思い、娘の意見を尊重しました。
当時から、次女は長女と一緒にZ会をやっていたので、『学習面はZ会で補えるから良いか』という思いもありました。
4歳児に公文はレベルが高い?我が家の失敗談
現在小学校1年生の長女は、4歳(年中)の幼児クラスから公文を継続していますが、ずっと順調に進んできたわけではありません。
国語と算数からスタート
まず、無料体験学習では先生に国語と算数を勧めていただき、そのまま2科目でスタートしました。
くもんスタート時の長女は、『ひらがなは全て読めるが全部は書けない』『1~100まで数えることができる』レベルでした。
当初は家庭学習はほとんどしておらず、まっすぐ線を引くことすらできませんでした。
そのため、国語と算数を選択していましたが、初期のころは『めいろ』や『1~20の番号順に線を結ぶ』ような問題が多かったです。
くもんを始めて半年くらいは、ほぼ毎回筆圧強化用の問題がありました。
正直、こんなの家でできるし、お金を出して公文に通う意味はあるの?と思っていました。
ただ、本人が公文教室が大好きだったので、しばらく様子を見ることにしました。
くもんでは算数だけに、国語はZ会に切り替え
我が家は共働きで、私もフルタイムで働いています。
当時の我が家のタイムスケジュールはこんな感じでした。
7:00 4歳と2歳の娘たちを保育園へ送る
8:15 出社
16:45 退社
18:00 4歳と2歳の娘たちを保育園に迎えに行く
18:20 長女を公文へ送る&夕飯の支度
18:50 長女を公文へ迎えに行く
19:15 夕食開始
20:30 お風呂
21:30 就寝準備
22:30 就寝
基本的に夕飯の支度は朝終わらせていたため、今までは18:30には夕食を開始していました。
とにかく食べるのが遅く、毎日食事に1時間はかかります。
それが公文を始めて30分後ろ倒しになり、私の方がこの生活に疲弊してしまったのです。
基本ワンオペだったので、2人をお風呂に入れて頭を乾かして明日の準備をして…という日々に疲れてしまいました。
そこで娘に『くもんでは1つだけにしない?』と相談しました。
娘は、国語も算数もやりたいと言っていたのですが
「お勉強はお家でもできるんだよ」と言うと
「じゃぁ国語はおうちでやるー!」
と納得してくれたのです。
1科目に減らしたら、少しですがくもんでの学習時間が減り、宿題を見る量も減ったので気持ちが楽になりました。
あの時無理をしなくて本当に良かったと思います。
以降、小学生になっても国語はZ会で学習しています。
5歳児にくもんの算数を教える親の限界
5歳(年中)になると、たし算を習うようになりました。
「+1」の時は次の数字を書く、というような数字だけの説明が書かれたプリントを終えると、いきなり「+1」の問題ばかりを繰り返し演習していきました。
「3+1」レベルであれば、おはじきを使って教えられたのですが、学習が進むと「199+1」という問題も出てきました。
ここまでいくと、私たち親もどう教えて良いかわからず、くもんの先生に相談をすると
「答えを教えてあげてください。覚えれば解けるようになりますから。」
と言われました。
そんな勉強の仕方で良いの?ちゃんと理屈を覚えなきゃ勉強とは言わないんじゃ…
疑心暗鬼のまま、「+3」まで進みました。
ですが私もパパも、どうしても理屈にこだわってしまい、わかるところだけでもとおはじきを使って教え込んでしまいました。
すると、娘の表情がだんだん曇っていきます。
私たちもついイラ立ってしまい、「公文、やめても良いんだよ?」と言うと、娘は「算数は嫌だけど、くもんはやめたくない…」と言うのです。
私たちは、まだ5歳の子どもにこんな悲しい顔をさせてしまったことを猛省しました。
算数からくもんの英語学習へ
そこで娘と相談し、学習教科を変更することにしました。
はじめは国語に戻そうかと提案したのですが、国語はZ会でやっているからいらないとのこと。
すると、くもんで他のお姉さん達が青いペンシルを持って英語学習をしているのを見て、英語をやってみたいと言うのです。
それならばと公文の先生にも相談して、科目を変更してもらいました。
くもんの英語なら、専用の「E-Pencil」で教材をタッチして耳で英語を聞くだけなので、親にも本人にも負担がなくて良いなと思いました。
そして英語学習に慣れてきたころ、娘がまた「算数もやりたい!」と言い出したのです。
1度挫折したにもかかわらず、また本人がやりたいと言えることはとても素晴らしいことですよね。
5歳(年中)の冬頃からまた算数を再開し、今は算数と英語の2教科を学習しています。
幼児から公文式を始めてわかった教訓
公文式学習は『まずは暗記。理屈はあとからいくらでも覚えられる。』という考えのようです。
そこをまず信じなければならなかったと反省しています。
そして、私もパパも「勉強を教えるには不向きな人間だ」と悟りました。
もちろん、本人がわからないから教えてほしいと言う時は教えますが、そうでない時は一切口出ししないことにしました。
そのため、公文の宿題にも目を通す事はありません。
宿題はくもんで先生が採点してくれ、間違った問題はその場で教えてくださるので、お任せてしまうことにしました。
結果、小学校1年生の今、2ケタの計算だけでなく、掛け算をも解けるようになりました。
英語も小学校3年生の学習内容に取り組んでいます。
公文は何歳から始める?答えは6歳(年長)!その理由
子どもの性格の違いによっても、何歳から始められるかは異なると思います。
本人がやる気を見せた時がチャンスではありますが、それがずっと続くとは限りません。
我が家の姉妹の経験から考える、くもんを始める見極めポイントとおすすめの年齢をご紹介します。
幼児がくもんを開始できるかどうかの見極めポイント
4歳くらいになると、言葉もしっかり話せるようになり、文字にも興味を示すようになります。
そんな我が子の姿を見て、「そろそろ習い事を始めても良いのでは?」と思いますよね。
ただ、家で勉強をするのと公文に通って学習をするのは違います。
我が家の経験から考える、くもんを開始できるかどうかの見極めポイントはこちらです。
- 机に向かって20分以上座っていられる
- 大人の話をしっかり聞くことができる
- 文字に興味を示す
これくらいなら、5歳でもクリアできるかもしれません。
ですが、実際に4歳からくもんを始めた娘の様子を見ていた感想としては、4歳~5歳の間は学習があまり進んでいません。
学習の習慣づけができた点はとても良かったです。
公文は何歳からがおすすめなのかを考えてみた結果
繰り返しますが、長女は4歳から公文を開始し、8歳の今もなおずっと公文を継続しています。
それを踏まえた上で、私がおすすめする、くもんの開始年齢は『6歳』です。
理由は下記の3点からです。
- 4~5歳だと親が教える必要がある
- 幼児は筆圧強化に時間がかかり、学習が進まない
- 6歳になると集中力も増し、学習の進みが早い
小学校準備を目的にするのであれば、6歳(年長)からで十分だと思います。
4~5歳だと親がサポートする必要があり、丸暗記学習である公文の学習は少しハードルが高いように感じます。
6歳から始めると小学校の授業が吸収しやすく、勉強が好きになれますよ☆
ちなみに、長女は『失敗を極度に嫌う』『負けず嫌いだけど』『どうせいつかやらなきゃいけないのなら早めに済ませる』タイプです。
一方で次女は『何でもとりあえずやってみる』『飽き性で簡単にスグやめる』『楽観主義者』です。
長女が4歳から公文を続けられているのは、こうした性格の違いもあるのかもしれませんね。
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